2020年8月– date –
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RCHの臨床
海外の電子カルテ
私が臨床医として働いた海外はオーストラリアだけですが、アメリカでも臨床研究などで電子カルテを使用してきました。そして、偶然ですが、オハイオ留学時代、ボストン留学時代、オーストラリア留学時代と、全て同じ電子カルテが採用されていました。 この... -
小児心臓麻酔〜各論〜
左心補助人工心臓(LVAD):Heartwareと周術期管理
以下、左心補助人工心臓(Left Venticular Assist Device: LVAD)の一つであるHeartwareの基本的な仕組みと周術期管理について、麻酔科医・集中治療医が把握すべき事項について解説します。 【はじめに】 左心補助人工心臓(Left Venticular Assist Device... -
小児心臓麻酔〜各論〜
文献レビュー:Fontan手術とfenestration
今回は、Fontan(フォンタン)手術でしばしば作成されるfenestrationのメリット・デメリットについて、エビデンスという観点から考えてみたいと思います。 【はじめに】 Fontan手術では、fenestrationという小さな孔をトンネルやグラフトの壁に作成し、TCP... -
小児心臓麻酔〜各論〜
拡張型心筋症と肺動脈絞扼術
近年、拡張型心筋症の新しい治療として、肺動脈絞扼術の有効性が提唱されています。今回は、その原理や管理について、麻酔科医・集中治療医が把握すべき事項を解説します。 【はじめに】 保存的治療に難渋する末期心不全では、心室の負担を軽減し臓器の灌... -
小児心臓麻酔〜各論〜
文献レビュー:デクスメデトミジンと離脱(withdrawal)
今回は、近年手術室や集中治療室で使われているデクスメデトミジン(dexmedetomidine)の離脱(withdrawal)にフォーカスを当てました。離脱は本当に起こるのか、どうしたら防げるのか、現時点で何がわかっているのかを、小児と成人を含めてこれまでの研究... -
つぶやき
PhDの使い道
以前、「MPHの使い道」と題した記事を書いたことがあります。かなりの反響だったのですが、今回はその兄弟記事として「PhDの使い道」と題した記事を書いてみたいと思います。ただし、今回は日本のPhDに焦点を当てます。当たり前の話から、ちょっと変わった... -
小児心臓麻酔〜各論〜
文献レビュー:小児集中治療室の血糖管理
今回は、小児集中治療室患者の血糖管理について、知っておいた方が良い主な研究を紹介したいと思います。 【はじめに】 2001年のNEJMに掲載されたvan den Bergheらの論文(Leuven I study)1)を契機に、血糖コントロールを厳密に行うIntensive Insulin The...
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