奨学金

奨学金:その②

書類審査を勝ち抜いたら、次は面接です。書類審査で選ばれることが一つの大きな壁ですので、まずはコチラをご覧ください。

例えば、吉田育英会の日本人派遣留学プログラムにおける奨学生の選考(当時)では、書類審査で約20名ほどに絞られます。20分ほどの面接で約5名が選ばれ、晴れて奨学生となります。面接官は4~6人。それぞれの分野の著名な方々がいらっしゃいます。パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行い、質疑応答にうつります。

プレゼンテーション

特に目新しいものはありません。普段発表している方であれば、いつも通り行えば問題ないです。例えば

  • スライドにごちゃごちゃ書かない
  • アニメーションを駆使しない
  • 相手が理解しやすいスライドにする
  • スライドにはポイントのみを記載し、枚数は削減
  • あとは話術で頑張る

などです。

質疑応答は圧迫面接??

奨学金の面接は、いわゆる「圧迫面接」であると聞いたことがありました。それなりにビクビクしながら面接を受けましたが、結果は全く圧迫面接ではありませんでした。

ただし、これは私のn=1の経験であるため、一般化はできないと思います。可能性としては、

  1. 奨学生の面接は圧迫面接ではない。
  2. 吉田育英会の面接は圧迫面接ではない。
  3. 時と場合による。

でしょう。①は言い過ぎな気がします。②もありえなくはないですが、普通に考えれば③だと思います。

では、どのように準備したら良いのでしょうか。

予想される質問

予想される質問に対する準備は必要です。最低限、以下の質問の準備はしておいてください。

#留学先関連

  • 留学の志望動機は?
  • なぜ日本でなく海外なのか?
  • なぜその志望校を選んだのか?
  • なぜ奨学金が必要なのか?

#自分の研究について

  • 自身の研究を簡単に説明してください。
  • これまでの実績(研究の成果、グラント、賞など)は?
  • 研究でわかったこと、まだわかってないことは?
  • 壁に当たった時の対処は?
  • その研究に社会的意義があるか?
  • あなたの研究分野は現実の社会においてどのように役立つのか?
  • 留学中にそれらの研究はどうするのか?

#短期・長期的なplanning

  • 自分の将来像
  • このコースを修了(卒業後)はどうしたいのか?
  • 今の研究は、MPHを取ることでどう変わるのか?

#その他

  • 当会について知っていることは?
  • 読んでいるjournalは?
  • これまで人生の挫折は?
  • 趣味は?
  • 研究以外のこれまでの実績は?
  • 自分の長所・短所?

そして、何よりも大事なのは、、、

おそらく、海外留学に行きたい人であれば、それなりに自分なりの考えやプラン、モチベーションがあるでしょう。それを短い時間内にしっかりと伝えられるよう準備することが大事です。

私自身、人一倍苦しみ考え行動してきました。当時すでに30歳台半ばでしたし、回り道もたくさんしましたが、常に一生懸命生きてきました。ですので、面接で聞かれることに対する答えは十分すぎるほど持っていましたし、仮に圧迫面接となったとしても言い返せるだけ、真摯に働き、患者にも接してきました。特に面接だからっといて特別目新しいことはありません。いつも考えていることを聞かれるだけです。

まとめ

おそらく、小手先の技は通用しないでしょう。

  • 社会人として当然の態度をとること
  • 普段からいろいろと考えて行動すること
  • 自分の思考回路を、面接でわかりやすく伝えられること

以上だ大切だと思います。

留学には非常にありがたい奨学金ですので、是非とも選ばれるよう頑張ってください。

ABOUT ME
木村聡
福岡県の研修病院で初期研修修了後、大学に入局。米国オハイオ州に臨床研究で留学するも、知識の欠如を痛感。ハーバード公衆衛生大学院に進学し、MPHを取得。マサチューセッツ工科大学メンバーとの共同研究などに関与。 日本では麻酔・集中治療医として働き、オーストラリアでは小児集中治療を一から学び直しています。 乗り越える壁を見つけ続けることは、なかなか簡単ではありませんよね。アラフォー目前、様々な壁にぶち当たり、それなりに多くの経験をしてきました。私の挑戦や経験・知識、失敗談などが、他の誰かの刺激になり、役に立つことを切に願っています。 プロフィールをもっと詳しく見る

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  1. […] 私も自己推薦文には苦労しました。学生時代より「中の中」のような普通の生活を送り、社会人になってからは真面目には働きましたが、人様に自慢するような「業績」や「著名な仕事」をした訳ではありませんでした。そのため、奨学金の申請やpersonal statementといった「自分をアピール」する必要があるものに対し、どのように準備・対応して良いのか全くわかりませんでした。 […]

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