先天性心疾患の周術期管理〜目次〜

目次

はじめに

近年、医学の進歩とともに先天性心疾患患者の生存率が上がり、予後改善とともに、成人の先天性心疾患患者が増加してきました。そのため、小児心臓麻酔にあまり興味のない麻酔科医・集中治療医であっても、先天心疾患への最低限の知識が必要とされる時代となりました。事実、麻酔専門医になるためには、最低限の小児心臓麻酔症例数が必要です。

しかし、これまではマニアックな領域であり、マーケットも小さかったことから、小児心臓麻酔に特化した参考書は数える程しかありません。また、個々の症例のバリエーションが大きく予備能の少ない患者が多いことから、evidenceよりexperienceやその場の素早い的確な状況判断の方が患者予後を改善することが多く、余計に文字や本にして表現することが難しい領域でした。

そこで、国内・国外の小児心臓外科施設で研修した筆者が、今後この領域を学ぶ人のために、これまで勉強し学んだことを、できる限り言語化し、シェアしようと思います。

主な先天性心疾患の血行動態や、麻酔科医・集中治療医が知っておくべき周術期管理や、小児集中治療関連事項について書いてあります。それぞれのリンクを参考にして下さい(※大まかに下のように分けていますが、解剖によってはこの分類の限りではありません)。

小児心臓麻酔

基本事項

先天性心疾患と麻酔

左右シャント

左心系閉塞性病変

右心系閉塞性病変

大血管転位

単心室

単心室の手術

文献レビュー:Fontan手術とfenestration

その他の疾患

姑息術

人工心肺・ECMO

海外小児心臓麻酔の実際

小児麻酔

肺移植

区域麻酔

小児集中治療関連事項

呼吸

循環

鎮静

代謝・内分泌

腎・電解質

血液

栄養

その他

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (36件)

コメントする

英語のコメントは『問い合わせ』からお願いします。

目次