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		  総説:エビデンスからみた本邦における小児心臓手術周術期管理の実態総説:エビデンスからみた本邦における小児心臓手術周術期管理の実態著者:木村聡, 他. Cardiovascular Anesthesia; 2025 年 29 巻 1 号 p. 21-35 ⇒先天性心疾患の目次へ
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		  医師は研究をしなくてもよい私はこのブログで、臨床医が行う研究の必要性について真面目に書いてきた(『臨床研究のすゝめ』『臨床医と研究者の違い』『臨床と研究の両立は必要か』参照)。この数年は、医師による研究を推奨するシンポジウムやワークショップに登壇し、講演する機会...
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		  主要体肺動脈側副血管肺動脈閉鎖/心室中隔欠損症に合併することが多い(PA/VSD/MAPCA)1)が、その他の先天性心疾患心疾患にも合併することがあり、以下はMAPCAsの一般論について解説する。 【発生・解剖】 胎児早期の肺芽は、将来の肺動脈である第6鰓弓動脈の枝だけでなく、背...
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		  右室流出路心外導管機能不全【心外導管の適応】 右室と肺動脈に連続性がない場合、右室と肺動脈を繋ぐ弁付きまたは弁なし心外導管を用いた再建が選択肢の一つとなる。例えば、肺動脈閉鎖や総動脈幹症といった右室流出路が存在しない疾患や、完全大血管転位/心室中隔欠損/肺動脈狭窄や...
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		  なぜ大学病院は敬遠されるのか以前、『なぜ大学病院に人が集まるのか』という記事を書きました。今回は、今の私が思う、大学が敬遠される理由(デメリット?)について述べたいと思います。 【個より組織を優先】 大学病院では多職種の多くの人が働いています。職種が増え、年齢や地位...
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		  房室中隔欠損症と術後左側房室弁閉鎖不全【左側房室弁閉鎖不全と病態】 房室中隔欠損症(Atrioventricular septal defect: AVSD)修復術の周術期生存率は改善しているが、術後の左側房室弁閉鎖不全(left-sided atrioventricular valve regurgitation: LAVVR)は現代でも解決されておらず、時間経...
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		  クリオプレシピテートとフィブリノゲン製剤【クリオプレシピテート】 新鮮凍結血漿(FFP)をゆっくり融解すると、沈殿物が析出する。この沈殿物がクリオプレシピテートであり、vWF因子やフィブリノゲン、凝固第VIII因子およびXIII因子といった、分子量が大きな血漿蛋白が含まれる。また、全てが濃縮さ...
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		  APCとTCPC conversion現在、古典的なフォンタン手術(AtrioPulmonary Connection: APC)を施行されることは殆どありません。しかし、APCの合併症よりフォンタン手術の変法の一つであるTotal CavoPulmonary Connection (TCPC)に変更する、TCPC conversionと呼ばれる手術が行われ...
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		  血ガスアプリを公開しました血液ガス分析の読み取り解析アプリを公開しました。その名も「Ketsugas calculator」。ぜひ試してみてください。 【紹介文】 以下、アプリ("Ketsugas calculator")の紹介文です。 医療現場における血液ガス分析結果の読み込み、解析アプリです。スマホの...
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		  小児肝移植の麻酔管理術前評価に関しては『小児肝移植の術前評価』参照。 【麻酔準備】 モニタリング 全身麻酔に対する通常のモニタリングを行う。後述のように高カリウム血症による心電図変化や致死的不整脈の可能性があるため、5極誘導心電図を用い、除細動器を準備する。 経...
 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	