2020年10月– date –
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RCHの臨床
Rapid response system
みなさん、Rapid Response System (RRS)はご存知でしょうか。急変の前兆を捉え早期に介入することで、院内心停止といった重篤有害事象を防ぐことを目的として海外で導入され、近年、日本でもその必要性が囁かれています。 研究レベルではその有効性に賛否... -
小児心臓麻酔〜各論〜
小児集中治療室の薬剤希釈方法
オーストラリアのRoyal Children's Hospital (RCH)で頻用されている持続投与薬の希釈方法です。特に20〜30kg未満に対しては、新生児も含め以下のような希釈をPediatric Intensive Care (PICU)で使っています。 因みに、術中だけしか用いない薬であれば、異... -
RCHの臨床
海外における小児の循環作動薬
先日、このブログを読んでくださっている先生から記事のリクエストがありました。それは、「小児における心血管作動薬の使用に関して、海外での実態が知りたい」というものでした。 心血管作動薬に関しては、それぞれの薬剤に関して(成人を含めると)様々... -
つぶやき
臨床医と研究者の違い
以前、臨床と研究の狭間で悩んでいる医師を対象に、「臨床と研究の両立は必要か」と題し、両立することのメリットとデメリットについて記事を書きました。今回は、臨床と研究のどちらか一方を選択する上で、知っておいて損のない、両者の相違点について考... -
小児心臓麻酔〜各論〜
Brugada症候群と管理
以下、Brugada症候群(Brugada syndrome: BrS)の集中治療室での管理について、麻酔科医・集中治療医が把握すべき事項について解説します。 【遺伝性】 これまで様々な遺伝子変異(少なくとも23の遺伝子、300以上の変異型)が原因として見つかっている2)。...
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