オーストラリア臨床留学の手続き

ビザ申請のための健康診断

オーストラリアで働くためのvisaを申請する際、健康診断書の提出を求められることがあります。その手続き、結構面倒です。今回は、その一連の手続きについて、私の経験をシェアしたいと思います。

アメリカの大学院留学の際も健康診断書の提出を求められましたが、それは大学院に提出するだけで、どこの病院で発行してもらっても大丈夫でした。一方、オーストラリアでvisa 407を申請する際に必要な健康診断書は、Department of Home Affairsという移民局のような団体に提出する書類であり、その発行もアメリカの時より面倒でした。

オンライン申請

健康診断を受ける前に、まずonlineでImmiAccountというものを作る必要があります。こちらからアカウントを作成し、”My Health Declarations”を始めます。個人情報やオーストラリアでの仕事内容、自分の既往歴などを申告します。それを元にどのような項目の健康診断が必要なのかが判断されるようです。

必要な項目

オンラインで申告が終わったら、HAP IDというものが発行され、健康診断に必要な項目が記載された”referral letter”というものをダウンロードできるようになります。Visa 407 (training visa)であれば、以下の項目がルーチンのようです。

  • 胸部レントゲン検査
  • Medical exam:尿検査、聴力検査、診察など
  • HIV
  • B型・C型肝炎

予約

ここまで来たら、健康診断を受ける病院を予約します。注意すべきは、提出先のDepartment of Home Affairsが、健康診断の発行を認めている日本の病院は、たったの6つしかない(以下参照)ということです。札幌、東京、大阪、神戸、福岡にしかありません

  • Fukuoka Tuberculosis Prevention Center Fukuoka Branch
  • Caress Sapporo Hokko Memorial Hospital
  • Kobe Kaisei Hospital
  • Osaka Kaisei Hospital
  • Seibo International Catholic Hospital
  • Tokyo Medical and Surgical Clinic

最も近い病院を選び、予約します。予約にはHAP IDが必要になります。上記のように必ずオンラインで申請してから予約しましょう。先走らないように。

持ち物は、パスポートと上記のreferral letterです。

ちなみに、私の場合は上記のような項目が必要でしたので、計38,500円かかりました(泣)。

受診後

健康診断結果に問題なければ、1週間程度で病院から移民局に直接診断結果を送付してくれます。何か問題があれば、私たちの元にも連絡がくるとのことでした。

 

以上です。私の場合、前日に職場の健康診断でHIV以外全ての項目を検査していましたが、ビザ申請に必要な健康診断には全く効力を発揮しませんでした。それはそれ、これはこれ、ということですね。しかも、上記のように受診までの手順がやや面倒です。参考になれば幸いです。

ABOUT ME
木村聡
福岡県の研修病院で初期研修修了後、大学に入局。米国オハイオ州に臨床研究で留学するも、知識の欠如を痛感。ハーバード公衆衛生大学院に進学し、MPHを取得。マサチューセッツ工科大学メンバーとの共同研究などに関与。 日本では麻酔・集中治療医として働き、オーストラリアでは小児集中治療を一から学び直しています。 乗り越える壁を見つけ続けることは、なかなか簡単ではありませんよね。アラフォー目前、様々な壁にぶち当たり、それなりに多くの経験をしてきました。私の挑戦や経験・知識、失敗談などが、他の誰かの刺激になり、役に立つことを切に願っています。 プロフィールをもっと詳しく見る

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