GRE

GRE

アメリカの大学院受験で必要となることの多いGREですが、学校によってはGMATで代用できるなどの変則もありますので受験校の応募要項をしっかり読んでみて下さい。

わたしはGREを受験しましたが、受験回数は1回のみです。スコアも満足のいくものはありませんでしたが、「(特にハーバード公衆衛生大学院は)GREはさほど重要でない」という噂を真に受け、一回のみのGRE受験でスコアを提出してしまいました。合格したので結果オーライかもしれませんが、振り返りをしたいと思います。

ちなみに、私のスコアは、

Verbal Reasoning: 145 (26 Percentile)

Quantitative Reasoning: 167 (90th percentile)

Analytical Writing: 3.0 (15th percentile)

でした。数学以外、結構酷いもんですね。一つ一つ、みていきましょう。

Verbal Reasoning:勉強期間3ヶ月

いわゆる、米国の「国語」的な試験です。一度見た人ならわかるかもしれませんが、基本は単語のテストです。ただし、一つ一つの単語の意味を選ぶような問題ではなく、ある文章中に空欄が複数存在し、どのような組み合わせで単語を入れると文章全体の意味が通るか、といった感じで解いていきます。したがって、かなり言葉の論理的な試験でもあります。

日本は個人でモノそのものを精巧につくることに長けていますが、アメリカはdiscussionを通してをみんなで結論を導いていくことに長けています。すなわち、このような言葉の論理は非常に重要な能力なんですね。

もちろん、言葉の論理を組み立てるには、それぞれの単語の意味を知らなければ何にもなりません。そして、その単語が非常に難しい。。日本語でも専門の大学院に行くような人が使う経済や金融の専門用語がありますよね?

医療で言えば、「腹腔」内の「癒着」や、外科的「侵襲」といった感じです。

要するに、一般の人が知らないようなハイレベルな単語を覚えなければなりません。私はここの教材を購入し、それようの問題集を1冊勉強しました。

結果はみての通りです。1回しか受けなかったこと、勉強期間が短いこと、そもそも高得点を狙ってないことなどから、このような低いpercentileになってます。高得点を狙うのであれば、もっと真剣にGRE用の英単語をできる限り多く覚える必要があったでしょう。

一方で、vervalが高得点であったという同期に出会ったことはないので、verbalの試験対策自体不要なのかもしれません。

Quantitative Reasoning:勉強期間3週間

数学です。というより、算数です。日本における中学レベルの問題しかでません(微分積分も出題されません)。私は高校生以来数学なんて勉強してませんでしたので、約15年ぶりの数学でした。単純な二次方程式さえどうやって解けばいいのか覚えていませんでした。「三角形の内側の角度の和って何だっけ?」みないなレベルでした。

しかし、それでもMagooshというオンラインの問題集をやるだけで、十分でした。とても良いサイトだと思います。もともと(といっても高校生の頃ですが)数学は好きだったので、ちょっと頭を使えば難しい計算が不要な(一瞬で答えが出る)問題が多く、日本の学生なら少し勉強するだけで大丈夫だと思います。

ただし、「日本人は数学が得意」「日本人はverbalやwritingで点数は悪くてもいいが、Quantitative reasoningは高得点を取らなければならない」といった噂も耳にしましたので、舐めてかからない方が良いかもしれません。私もさすがに、Quantitative reasoningの得点が低ければ受け直す予定でした。(私はとれてませんが)日本人なら満点を目指す必要があるでしょう。

Analytical Writing: 勉強期間2-3日

IELTSでwritingの練習をしてたのと、日本人でanalytical writingで高得点を叩き出すのは大変という噂を耳にしていましたので、勉強時間は他に費やし、analytical writingのための勉強は殆どしませんでした。なので、点数も低いですし、私のアドバイスなど参考にならないとは思いますが、一つだけ。

IELTSと一緒で、文章の型を用意しそれに無理矢理あてはめるやり方は、避けた方が良いように思いました。巷にはそのような勉強法を推奨しているサイトも見受けられますが、丸暗記した構文をちぐはぐに付け合わせた文章に自然な論理は展開できません。暗記し型を用意してきたことが試験管にばれると、点数が低くなるIELTSと同様の印象を持ちました。

 

以上です。私はこんなスコアでHSPHに合格してしまいました。繰り返しますが、GREを重要視していない学校は多いと思います。自分の目標によっては、勉強時間を他に費やすことも大事かもしれません

 

ABOUT ME
木村聡
福岡県の研修病院で初期研修修了後、大学に入局。米国オハイオ州に臨床研究で留学するも、知識の欠如を痛感。ハーバード公衆衛生大学院に進学し、MPHを取得。マサチューセッツ工科大学メンバーとの共同研究などに関与。 日本では麻酔・集中治療医として働き、オーストラリアでは小児集中治療を一から学び直しています。 乗り越える壁を見つけ続けることは、なかなか簡単ではありませんよね。アラフォー目前、様々な壁にぶち当たり、それなりに多くの経験をしてきました。私の挑戦や経験・知識、失敗談などが、他の誰かの刺激になり、役に立つことを切に願っています。 プロフィールをもっと詳しく見る

POSTED COMMENT

  1. […] いわゆる、「足切り」ですが、公衆衛生大学院の多くはこの「最低ライン」を公表していません。そして、記事「GRE」でも述べましたように、HSPHのようにGREをそこまで重要視していない学校も少なくないと思います。実際、HSPHのホームページにも […]

アメリカの公衆衛生大学院受験に必要な書類と手続き|シェアする挑戦者 〜 MD × MPH 〜 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です