HSPH受験対策

IELTS 〜その①:reading

IELTSと私

ご存知、IELTSはイギリス英語の試験です。アメリカ英語のTOEFLと並んで、多くの臨床留学、研究留学、大学院受験、就職などの判断材料や受験資格として国際的に採用されています。

海外に出てみたい!と思っても、私のような純日本人で一昔前の英語教育を受けて育った人間にとって、なかなか厳しい試験です。私も苦労しました。

ちなみに私、初めて海外に行ったのは大学5年生のときでした。昔ですが、英検3級に落ちたこともあります。

それでも大学院留学や臨床留学をするためには英語は避けて通れません。

苦しみましたが、無事にall bands 7.0以上 & overall 7.5をとることができました

ListeningReadingWritingSpeakingOverall
20187.07.07.58.57.5

勉強してわかったのは、やみくもに英語に触れててもダメだということ。

所詮は試験なので、勉強と試験対策が必要です。

目標スコア

IELTSの仕組みや構成についての詳細は記述しません。他のサイトを覗いてください。

IELTSを受験するに際し、大切なことはその目標スコアです。もっと言うのであれば、overallでいいのか、all sectionsであるのか、です。IELTSのoverall scoreは繰り上げ方式なので、4つのsectionのスコアがそれぞれ6.5, 6.5, 6.0, 6.0であれば、そのaverageは6.25になりますが、繰り上げるためoverall scoreは6.5になります。ここ、大事です!

私のような昭和生まれの英語教育を受けた人間だけでなく、日本人の多くはspeakingやwritingは苦手なことが多いです。この二つのsectionのスコアが伸び悩む受験生が多いようです。もちろん私もその一人です。ま、私の場合はlisteningもダメでしたが。。

もしrequirementがIELTSのoverall scoreであるならば、点数の取りやすいreadingとlisteningで稼ぎましょう。

Overall scoreが欲しければ、readingとlisteningを中心に勉強せよ!

初めてIELTSを受験したのが2015年。このくらいのスコアでした。あとは現地でなんとかなるだろ、と無謀にもそのまま研究留学しました。日本人は殆どいない留学先でしたし、英語はかなり喋ったのですが、スコアは上がったり下がったり。

なんとなく喋れるのと、試験英語は違うんですね

ListeningReadingWritingSpeakingOverall
20155.07.05.56.56.0
20155.06.56.57.06.5
20166.56.05.55.56.0

ちなみに、当時はハーバード公衆衛生大学院の受験資格を得るために、overall 7.0が必要だったんです。英語に囲まれても伸びないwritingとspeaking(研究留学だったので、英語で論文を書いてましたし、同僚とは毎日英語で話してました)を諦め、readingとlisteningで点数稼ぎをする戦略に変更しました。たったそれだけで、全然違うスコアになりました。Writingとspeakingの分、完全に稼いでしまい、当時の目標であったoverall 7.0をクリアしました。

ListeningReadingWritingSpeakingOverall
20177.57.56.56.07.0

では、どのように対策したのでしょうか。Simon先生に助けていただきました。

Reading

Simon先生のブログには、IELTSの試験対策の宝庫です。どうやら彼自身がIELTSの試験官だったようで、その詳細が記されています。詳細は彼のブログを見ていただきたいと思いますが、幾つか紹介したいと思います。

キーワードテクニック:設問にある単語と同じ意味を持つ単語を本文中から探しながら読む。

常に設問と本文中のキーワードに下線を引きながら読む。

まず初めに最初の設問を読むこと。本文全てや設問全てを最初に読むべきではない

設問のキーワードと同義のキーワードを本文中で見つけたら、その前後を注意深く読み込む。

すなわち、readingとは英単語の試験でもある。キーワードとなる英単語を知らなければどうしようもない。

とか、

どのように設問が作られているかを知る:IELTSのreadingの設問を作っている人は、以下のように設問を作っている。

1. まず本文を読み、

2. 面白いと思った部分を見つけ、

3. その部分を言い換える(paraphrase)して設問を作る。

例えば、「staff salaries」という言葉が一節にあったら、彼らは「employees’ wages」という言葉を用いた設問を作る。

他にも

殆どの設問の答えは、本文中の順序と同じである。次の設問に行く際、本文を読み返す必要はない。

幾つかの設問は、band 8や9のためのものであり難しい。そんな設問に時間をかけず、他が終わったら最後にやれ。

‘Paragraph’ questionsは最後にやれ。Headingやstatementsとparagraphをmatchさせる設問は、他の設問を解いた後にやると良い。理解がすでに深まっているから簡単に答えられる。

や、

“Matching names”テクニック:名前(固有名詞や数字)をmatchさせる問題に出会った場合、

1. (通常はscanningを推奨しない。scanningしても大体の受験生は答えを見逃すからである。しかし、)名前をmatchさせる設問の場合、本文をスキャンし名前に下線を引く。名前に関しては、スキャンで見逃すことが少ないからである。

2. (通常は設問を一つだけ読むことを推奨する。しかし、)このタイプのmatchingさせる設問では、全ての設問のキーワードに下線を引く。

3. (通常は初めから読むことを推奨するが、)このタイプの設問では最も情報量の少ない記述(ex. one sentense)の名前をマッチさせることから始める。

などが書かれています。どうですか?びっくりしませんでしたか?これまで私がやってたのは何だったの??みたいな感じでした。

それまで私は思いっきり最初から最後の設問を読み、文章を最初っから最後まで読んで答えていました。日々の仕事でも英語論文だけは読むので、readingにはある程度自信がありましたし、初めて受けた試験でreadingは7.0をとれたので、対策せずともreadingだけ大丈夫と思っていました。でも、その後どんどんスコアが落ち始めたんです。慌てて対策法を探していたら、彼のページを見つけました。それを実践しただけでこの効果です。

もし興味があるなら彼のブログを読んでみてください。

もちろん、最低限の英語力は必要です。上記の記事は、日々英語を読むことを否定しているのではありません。Baseとなる英語力そのものは必要不可欠です。本当の英語力とは、1日そこらで身につくものではありません。ただ、それだけではIELTSという試験には不十分ということです。

 

ABOUT ME
木村聡
福岡県の研修病院で初期研修修了後、大学に入局。米国オハイオ州に臨床研究で留学するも、知識の欠如を痛感。ハーバード公衆衛生大学院に進学し、MPHを取得。マサチューセッツ工科大学メンバーとの共同研究などに関与。 日本では麻酔・集中治療医として働き、オーストラリアでは小児集中治療を一から学び直しています。 乗り越える壁を見つけ続けることは、なかなか簡単ではありませんよね。アラフォー目前、様々な壁にぶち当たり、それなりに多くの経験をしてきました。私の挑戦や経験・知識、失敗談などが、他の誰かの刺激になり、役に立つことを切に願っています。 プロフィールをもっと詳しく見る

POSTED COMMENT

  1. […] 前回は、IELTSのreadingとlisteningで点数を稼いで、overall scoreを上げる方法を説明しました。お陰様でハーバード公衆衛生大学院で勉強するという夢は叶えることができましたが、次なる挑戦はオーストラリアで臨床医をすること、でした。そのための英語の条件は、 […]

  2. […] 久々のIELTS関連記事ですね。Reading, Speaking, Writingはそれぞれ記事にしましたので、今回はlisteningについて私の経験をシェアしたいと思います。 […]

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です